2020年 9月17日 04:00am PDT
(日本時間 9月17日 08:00pm)
乙女座 25°01’度で新月を迎えます。
新月とは月が太陽と同じ星座の同じ度数で重なるとき
月が太陽の光の中に消えて浄化され、
そして、また新しい月のサイクルが始まります。
そのため、新月はマニフェステーションをするのに良い時期だといわれます。
マニフェステーションというと難しいイメージがあるかもしれませんが、実はとてもシンプルで願い事のような【まだ叶っていない願望・アイデアの状態のもの】をハッキリとした意思・目的に切り替えて明確にすることです。
乙女座の支配星は水星です。
水星は双子座と乙女座の二つを支配しますが双子座では情報を取り入れ、
乙女座ではそれを処理・編集することに徹底します。
乙女座と言えば、Medical astrology(医療・薬草学の占星術)の観点からすると消化器官を司ります。
消化するというプロセスは、取り入れたものを細かく分析・分化して必要な役割に仕分けていく作業です。
生体が体内で食物を吸収しやすい形に変化させること。
そして、理論や知識・感情などをよく理解して自分のものとして身につけること。
今回の乙女座新月は、ちょうど前回の蝕シーズンと次回の蝕シーズンの中間地点にあたります。
大きなシフトの真ん中では、物事を細かく分析して明確にすることが重要です。
さらに、今回の乙女座新月では山羊座土星から調和のある影響、
そして水星と木星の配置関係を受けているので
現実的に、効率的に、
長期的な視点から
物事を見据えていきましょう。
山羊座土星が山の頂上を目指す険しい道のりの象徴だとしたら、
「一歩一歩を確実に進んでいく地道な実現力」
一見大したことないように見えるような作業が、実は頂上を目指す過程のとても重要な部分で結果的に大きな成果に繋がることの重要さを示しています。
今回の乙女座新月では、今一度根っこの部分である基礎・基盤に意識を向けて
「リズムを整える」ことがテーマです。
さて、今月9月9日から火星が牡羊座28°09度で逆行を開始しました。
現在、逆行中の牡羊座火星と山羊座土星の衝突関係により星の流れはますます激しさを増しています。
先月8月末(正確には火星が牡羊座に移行した6月末から)すでにこの配置はビルディングアップしていて、
今月9月末にかけて厳しい状況・過去の傷やトラウマに関する記憶や怒りの感情が表面化されるような流れがあります。
爆発的な怒り、フラストレーション、葛藤が生じやすい状態です。
しかし、山羊座月食、土星と火星のバトルでも話しましたが「怒り」自体は悪いものではありません。
「怒りの感情」とは炎症と似ていて何かに対してリアクションを起こしているものです。
原因があるから結果がある。
そこにまず気付いてあげることが大切ですね。
「怒りの感情」をきちんと扱えば自分を守る防御の役割を果たし、とても有効な原動力として働きます。
しかし、ナイフ(物を切る道具)と同じで扱い方によっては危険物になり得るので注意が必要です。
火星逆行中は「怒りのエネルギー」の目的と使用法を厳選するようにしましょう。
Choose your battles wisely.
(戦うべき戦を賢く選ぶべし)
今回の乙女座新月付近では、
- 意思を明確にクリアにする
- 消化するプロセスに時間をかける
- 現実的に、効率的に、長期的な視点
- 自分の基盤整備「リズムを整える」
などを意識してみてはいかがでしょうか?
それでは、今回のブログはここまでです。
皆さんが素晴らしい新月を迎えることが出来ますように。
New moon blessings,
♡ ♡ ♡
MiKA